部門紹介

技術系職種

  • 生産部門

メーカーの心臓部といえるのが生産部門です。当社のモノづくりを簡単に表すと「原料の仕込み→反応→後処理→品質検査→出荷」という流れになりますが、実際の工程はさらに何段階にも複雑に分かれています。また、主力製品では年産何万トンにも上るため、生産設備も大規模なものになります。

こうした条件の中で、安定した生産と品質を実現するためには、高度な管理が欠かせません。工場では「製造課」(主に工程を管理するところ)「工務課」(主に生産設備を保守・保全するところ)「品質管理課」(主に原料と製品を検査するところ)「事務課」(原料受入と製品出荷を担当するところ)の4つの部署が密に連携して業務にあたっています。さらに、プラントの設計や生産技術の向上を担う「生産技術部」も合わせて、より良い製品を生み出すために一丸となり、日々改善を続けています。

部署同士のつながりが深い仕事においては、各自が役割や全体の状況を理解したうえで協力して物事を進めていくことが求めれらます。そのため、生産に関する幅広い知識や責任感はもちろんのこと、職場での日頃のコミュニケーションが非常に重要です。お客様に製品をお届けするという大きな使命は、チーム力により成し遂げられています。

  • 技術開発部門

生産部門を心臓部とすると、技術開発部門は頭脳にあたります。当社の技術開発は、新規商品や技術分野の開発に取り組む「商品開発部」や「新規機能材開発部」と、開発した技術を特許や法的な面から支える「技術情報部」に分かれており、いずれも専門性の高い仕事です。商品開発ではリンを中心とした有機合成技術だけでなく、工業化の検討段階においては化学工学やプロセス制御などの知識が必要となりますし、特許や化学物質関連の法律を扱う業務は、企業戦略の観点からも重要なメーカーならではの役割といえます。

新たな商品を世に送り出すまでには、大変な苦労がつきもので、決して簡単な道のりではありません。アイデアを形にして、新たな製品や技術の価値を守り高める過程には、開発に関わる多くの社員の探求心や物事への深い理解力、常識にとらわれない発想力が大いに発揮されています。

事務系職種

  • 営業部門

当社の製品は個人消費者向けではなく、主に企業へ販売されるものです。

いわゆるBtoBビジネスの法人営業において、その中心にあるのは「人」ですので、場面に応じたコミュニケーションが求められます。誠実なやり取りを基礎として顧客との信頼関係を築いたうえで、ニーズを引き出して要望に応えることは基本ですし、時には当社の考えをじっくりと伝えて折衝が必要な場面もあります。また、収集した情報から需要動向を見極める分析力や、市場の変化にすばやく対応 する行動力も欠かせません。ビジネスの最前線で経済の流れを肌で感じることができ、自己の世界を大きく広げながら成長することができる仕事です。

  • 購買部門

生産・販売計画に基づいて、製品を生産するための原料や燃料を調達するのが購買部門の役割です。近年、原油価格の上昇、新興国の天然資源消費の増大により、とりまく事情は大きく変化しています。そのため、原料調達においては社内外との調整や情報収集をしながら、すばやく市況の変化に対応する必要があります。安定的な調達はもちろんのこと、入手した情報をもとに最適なタイミングや条件で原料を購入することで、会社の業績に貢献しています。

  • 管理部門

「人」「もの」「お金」「情報」の管理を通して、会社の円滑な事業運営を支えるのが管理部門の役割で、大きく分けて総務部と経理部があります。総務部の業務内容は多岐に渡りますが、「社員が働きやすい環境を作る」ことは非常に重要なテーマです。目立たない仕事ながらも、社員のモチベーションアップに貢献しています。経理部では会計ルールに則って会社のお金やモノなどの動きを把握し、記録・報告するとともに、経営判断に必要なデータを取りまとめるのも大事な役目です。